英語の洋書と絵本 ANNIE'S BOOKSHELF

 CHILDREN'S BOOKS 2

 11-20

It's Present Day!

Welcome to Blue's Clues!

Blue Skidoos to the Planets!

Madeline

Click, Clack, Moo Cows that Type

The Paperboy

Anansi the Spider

The Cat in the Hat

How Much Is a Million?

Make Way for Ducklings

It's Present Day! 

Alice Wilder

★☆☆  絵本難易度 

Blue's Cluesシリーズのしかけ絵本。今日はプレゼントデイ。


Blue’s Clues シリーズ

1996年にアメリカで放送開始された子供向けのテレビ番組。スティーブお兄さんと青い犬ブルーがいろいろなことを体験します。スティーブお兄さんの英語が聞きやすいので、絵本とDVDとセットで楽しもう。

Welcome to Blue's Clues!

Angela C. Santomero

★☆☆  絵本難易度 

Blue's Cluesシリーズのしかけ絵本。今日はどこに行く?


今日ブルーが行きたいところはどこ? スティーブお兄さんと、探しましょう。

Hi. It's me, Steve! Welcome to Blues's Clues! We're trying to figure out where Blue wants to go today. 

 

53の扉がついたハードカバーのlift -the-flap bookで、扉を開けながら楽しく英語のお勉強。スティーブお兄さんの声が聞こえてきそう。

Blue Skidoos to the Planets!

Angela C. Santomero

★☆☆  絵本難易度

(^^)/  お薦め

太陽系の名前をBlueと一緒に覚えよう! 


スティーブお兄さんとブルーが宇宙で太陽系の惑星のお勉強します。

 

Hi! It's me, Steve! And this is Super Blue!

We float in outer space because there is no gravity.

The Sun 's a hot star

Mercury 's hot too.

Venus is the brightest planet.

Earth 's home to me and you.

Mars is the red one.

Jupiter 's most wide. 

Saturn 's got those icy rings.

and Uranus spins on its side.

Neptune 's really windy.

and Pluto 's really small.

Well, you wanted to name the planets,

and now you've named them all!

 

惑星のシールが付属されていて、子供たちは絵本に貼って楽しめます。同シリーズビデオの惑星の歌もおすすめ! リズムがいいから、親子で一緒に歌って覚えよう。

Madeline (マドレーヌ)

Ludwig Bemelmans

★★☆  絵本難易度 

(^^)/  お薦め

1940年コールデコット・オナー賞受賞


パリの寄宿学校で12人の少女たちが暮らしています。一番小さい子はマドレーヌ。ある時、お転婆のマドレーヌが盲腸で入院したから大変。見舞いに訪れた少女たちは、入院しているマドレーヌがうらやましくなってしまうのです。

 

In an old house in Paris that was covered with vines

lived twelve little girls in two straight lines.

In two straight lines they broke their bread

and brushed their teeth

and went to bed.

 

Ludwig Bemelmans はオーストリア生まれの絵本作家で、1939年からマドレーヌのシリーズを出版。私も、昔読んだ日本語版を懐かしく思い出しながらページをめくります。クラシカルなイラストも素敵。文章は韻を踏んでいてリズムよく読めます。

Click, Clack, Moo Cows that Type

Doreen Cronin

★★☆  絵本難易度

2001年コールデコット・オナー賞受賞


納屋の牛たちは、古いタイプライターを見つけてタイプを打ちました。:寒いので電気毛布をください。 とんでもないと農夫のブラウンさん。次の日に、にわとりも毛布を要求します。断られた牛とにわとりは、ストライキを行うことに。仕方ないので、タイプと毛布を交換することにしたブラウンさん。さて今度は、アヒルが・・・。

 

Farmer Brown has a problem. His cows like to type.

All day long he hears

Click, clack, moo. Click, clack, moo. Click, clack, moo.

 

Dear Farmer Brown,

The barn is very cold at night. We'd like some electric blankets.

Sincerely,

The Cows

 

これはおもしろい! 牛がタイプを打つという斬新なストーリー。しかも最後のオチが最高! 思わず笑ってしまうこと間違いなし! 牛と農場の絵がほのぼのしていて、アメリカの田舎の雰囲気を味わえます。

The Paperboy

Dav Pilkey

★★☆  絵本難易度 

1997年コールデコット・オナー賞受賞


まだ暗くて寒い早朝、少年は家族が寝ている時間に新聞配達を始めます。重い新聞を積んで、時にはいろんなことを考えながらペダルをこぎます。犬も毎朝一緒に。そして、白々と夜が明けてきたとき、少年と犬はまた眠りにつきます。

 

Instead, he is thinking about other things.

Big Things. And small things.

And sometimes he is thinking about nothing at all.

(略)

All the world is asleep except for the paperboy and his dog.

And this is the time when they are the happiest.

 

新聞配達をするのは、まだ幼い黒人の少年。たぶん貧しいであろう少年が、暗い田舎道を犬と一緒に走る。でも、そんな時が少年は好き。暗い町並みがほんの少し明るくなっていく、その色合いの変化が美しい絵本です。一生懸命生きている少年を想像し、短いお話なのに心温まる読後感を味わえます。

Anansi the Spider

(アナンシと6ぴきのむすこ)

Gerald Mcdermott

★★☆  絵本難易度 

(^^)/  お薦め

1973年コールデコット・オナー賞受賞


くものAnansiは長い旅に出ます。途中でFishやFalconに襲われますが、助けてくれたのは6匹の息子たち。そこでAnansiは、森の中の丸く美しい光を褒美にあげたいと考えます。でも6匹の誰に? 悩んだAnansiは、神様のNyameに相談します。するとNyameは丸い光を空高くに上げたのでした。みんながいつも見られるように。

 

アフリカ、ガーナのAshanti族によって語り継がれてきた民話。

 

First son was called See Trouble.

Second son was Road Builder.

Thirsty son was River Drinker.

Next son was Game Skinner.

Another son was Stone Thrower.

And last of sons was Cushion.

 

クモのお話を通して、月がどうして空に輝くようになったかを語っている美しい伝説。最初に登場するこの6匹のくもの息子たちが、どうしてこんな風変わりな名前なのか、読み進めていくとわかります。はっきりとした明るい色合いと黒のコントラストがアフリカらしくて素敵です。

The Cat in the Hat

Dr.Seuss

★★☆  絵本難易度

リズムよく読める、おなじみD.Seussシリーズ。


今日は雨。お母さんはお出かけで、兄妹は家でお留守番。そこへ、へんてこな猫がやってきて手品を始めだした。ポットの中の魚がだめだめ、と言っているのに次から次へと。それはどんどんエスカレートしていって、部屋の中がめちゃくちゃ。たいへん、お母さんがかえってくる! 

 

The sun did not shine. It was too wet to play.

So we sat in the house. All that cold, cold, wet day.

 

D.Seussシリーズの Hop on Top が楽しかったのでもう一冊。シンプルなイラストと韻を踏んだリズムよい文章が楽しい。最後までたどり着くのが大変なほどおかしな手品が次から次へと登場します。

How Much Is a Million? 

David M.Schwartz

★★☆  絵本難易度

One millionてどのくらい大きいの? 


One million ってどれくらいかな? 子供たちを肩の上にどんどん載せていったら、空を飛ぶ飛行機よりも高くなる。数を数えたら23日くらい、この本を小さな星でいっぱいにしたら70ページは必要。じゃあ、Billion は? Trillion は?

 

If one million kids climbed onto one another's shoulders,

they would be taller than the tallest buildings,

higher than the highest mountains,

and farther up than airplanes can fly.

 

million、billion、trillionがどのくらい大きい数なのか、子供たちにわかりやすく教えます。あんまり大きな数で、宇宙まで達してしまった子供たちのイラストが夢いっぱい。

 

one thousand (千) 1,000

one million  (百万) 1,000,000

one billion   (十億) 1,000,000,000

one trillion   (一兆) 1,000,000,000,000

Make Way for Ducklings

(かもさんおとおり)

Robert McCloskey

★★☆  絵本難易度

(^^)/  お薦め

1942年コールデコット賞受賞


子ガモを育てる場所を探しているカモのマラード夫妻は、ボストンのパブリックガーデンに降り立ちます。夫妻は、公園の池や人々がくれるピーナッツが気に入りましたが、もっと安全な場所を探し再び飛び立つことに。しばらくして、近くのチャールズリバーの島にちょうどよい場所を見つけました。

 

巣作りをして卵を産んで・・・。ある日、8羽のひながかえります。そして、よちよち歩きの子ガモを連れて、お引越しの始まり! おまわりさんのマイケルや町の人が見守る中、カモの行列は進み、お気に入りのパブリックガーデンに戻ってきたのでした。

 

When they got to Boston,they felt too tired to fly  any further. There was a nice pond in the Public Garden, with a little island on it. "The very place to spend the night," quacked Mr. Mallard. So down they flapped. 

(略)

One day the ducklings hatched out. First came Jack, then Kack, and then Lack, then Mack and Nack and Ouack and Pack and Quack.

 

ボストンの美しい街並みと、かわいらしいカモの家族が絶妙にマッチしていて、私のお気に入りの一冊。カモのマラード夫妻を地図で追っていくと・・・

Public Garden → Beacon Hill → State House → Louisburg Square → Charles River (ここで巣づくりしてひながかえる)→ Mount Vernon Street → Charles Street → Beacon Street → Public Garden

と、ボストンパブリックガーデン周辺の観光も楽しめます。

 

追記 ボストン旅行記(アメブロへ) 2018.10

まだ幼かった子供たちと一緒にこの絵本を読んだのは15年程前。さて、今回のボストン旅行を計画した時に真っ先に思い出したのがこの絵本で、実物のカモの親子とご対面を果たし、ボストンパブリックガーデンを堪能してきました。

 

カモのマラードさん親子の行列を追うと・・・左より

1. マウントバーノンストリートとチャールズストリートの交差点をまがって

2. チャールズストリートを進み

3. ビーコンストリートの交差点を渡ると

4. パブリックガーデンに到着

5.カモの親子の行列にご対面!